トップ リハーサルスタジオのマナーと使い方【初心者必読】

リハーサルスタジオのマナーと使い方【初心者必読】

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リハーサルスタジオは多くのミュージシャンが共有する場所だ。初めて利用する人はもちろん、すでに使い慣れている人も改めて確認してほしいマナーがある。スタジオを気持ちよく使い、次の利用者へも同じ環境を引き継ぐことが、すべてのミュージシャンに求められる基本的な姿勢だ。

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時間厳守が最重要ルール――入室から退室まで

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リハーサルスタジオで最も大切なマナーが「時間を守ること」だ。スタジオは時間制で貸し出されており、前後の枠には別のバンドが利用する。自分たちが時間をオーバーすれば、次の利用者の練習時間を直接奪うことになる。

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入室は予約時間になったら速やかに行う。準備(楽器のセッティング・チューニング)は予約時間内に行うもので、「準備の時間」を別で確保しているわけではない。できるだけ早く入室し、機材のセッティングをスムーズに行えるよう、メンバー内で役割分担を決めておくと効率的だ。

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退室時間の10分前には「10分前コール」として練習を切り上げる合図を決めておく。残り10分で片付けと清掃を行い、時間ピッタリに退室できるようにする。「あと1曲だけ」が積み重なって時間オーバーになるケースが最も多い。時間管理はリーダーが責任を持って行うか、全員でタイマーを共有する仕組みを作っておくことが重要だ。

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延長が必要な場合は、練習の途中でスタッフに声をかけ、次の枠が空いていれば延長予約を入れる。時間が来てから「もう少しだけ」と頼んでも断られることがほとんどだ。計画的な練習で時間内に収めることが基本だが、どうしても延長が必要なら早めに確認する。

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機材の扱い方――借り物への敬意を忘れずに

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リハーサルスタジオに備え付けられているドラムセット・アンプ・マイク・ケーブルは、スタジオの資産であり、多くのミュージシャンが共有する道具だ。丁寧に扱うことは当然のマナーだ。

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ドラムに関しては、スティックで金物(シンバル)を叩きすぎないことが基本だ。シンバルは力任せに叩くと割れることがあり、修理・交換費用はスタジオの負担になる。特にハイハットのエッジ(縁)やシンバルの縁への強打は避ける。ハードヒットで叩く癖があるドラマーは、スタジオでは自分のスティックを使い、スタジオのものを傷つけないよう配慮する。

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アンプのつまみ(ノブ)やスイッチは必要以上に操作しない。使い始める前にすべてのノブが「0」または「中立」になっていることを確認し、練習後には元の位置に戻す。特にゲインを極端に上げた設定は、次の利用者が電源を入れた瞬間に大音量が出て機器を痛める原因になる。

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マイクはデリケートな精密機器だ。落下は絶対に避け、マイクスタンドへの着脱は丁寧に行う。ボーカリストがマイクを抱えて激しく動き回るパフォーマンスをしたい場合は、ワイヤレスマイクを持参するか、スタジオに事前に相談する。

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ケーブルは使用後に正しい方法で巻いて元の場所に戻す。「オーバーアンダー巻き」という巻き方が断線を防ぐ正しい方法だ。引っ張りながら適当にまとめると、内部のより線が切れ、断線の原因になる。

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片付けのルール――来たときより美しく

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スタジオを退室する前の片付けは、次の利用者のために行う大切な行為だ。「使った人が片付ける」という当然のルールを徹底することがプロのマナーだ。

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ドラムの椅子(スローン)やハイハットスタンドの高さは、自分に合わせて調整した場合、退室前に「スタジオ標準の位置」に戻すか、記録してスタッフに伝える。スタジオによっては「次の方がすぐ使えるよう元に戻す」を明示的にルール化しているところも多い。

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飲食物のゴミは必ず持ち帰るか、スタジオのゴミ箱が設置されている場合はそこに捨てる。ペットボトルや菓子袋を机の上に放置したまま退室するのは絶対にしてはいけない。特に食べ物のカスや飲み物のこぼれは機材の故障原因になる。

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楽器スタンドや荷物を広げた場合は、元の位置に戻す。スタジオの通路や出口付近に荷物を放置したまま退室しないよう、全員で部屋の隅々を確認する習慣をつける。

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隣のスタジオへの配慮――音量と振動の問題

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リハーサルスタジオは防音設計されているが、完全に音が遮断されているわけではない。特にドラムの打撃音や低音の振動は、隣のスタジオに伝わりやすい。

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ドラムの音量を必要以上に大きくしないことが基本だ。「防音だからどれだけ叩いてもいい」という考え方は間違いで、スタジオ内の音圧が高すぎるとメンバー自身の耳にも悪影響がある。耳栓やイヤープロテクターを使用してヒアリングロス(聴覚障害)を予防することも重要だ。

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スタジオの廊下でのおしゃべりにも注意が必要だ。廊下での大きな声や楽器の試し弾きは、他のスタジオで練習中のバンドの集中を妨げる可能性がある。廊下は静かに移動し、会話は小声にとどめる。

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深夜や早朝の時間帯は特に音量に気を配る。深夜スタジオは防音とはいえ、スタジオ周辺の住宅環境への配慮も必要だ。スタジオのスタッフから音量の注意を受けた場合は、素直に従うことがマナーだ。

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次の利用者への引き継ぎ――スタジオを文化にする意識

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自分たちが気持ちよくスタジオを使えるのは、前の利用者が同じように丁寧に使ってくれたからだ。その連鎖を自分たちが引き継ぎ、次のバンドへと渡すことがスタジオ文化を作る。

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機材に不具合を発見した場合は、必ずスタッフに報告する。「自分のせいじゃないからいいか」と放置することは、次の利用者に被害を与え、スタジオの機材の傷みを加速させる。報告によって適切なメンテナンスが行われ、スタジオ全体の環境が守られる。

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スタジオのスタッフへの礼儀も大切にしたい。「ありがとうございました」の一言は、スタッフのモチベーションになり、常連として覚えてもらえることで優先的な予約対応など思わぬ恩恵を受けることもある。スタジオもまた「人と人」の場所だということを忘れずにいたい。

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初めてスタジオを利用する際は、不明な点はスタッフに遠慮なく聞くことが大切だ。スタジオによってルールや備品の使い方が異なる。「なんとなく」で操作して機材を壊してしまうより、「これは使っていいですか?」と一声かける勇気を持とう。スタッフはミュージシャンをサポートするためにいる。

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